文化と介護

デイサービスセンター瀬戸共栄は「全員参加の集団レク」を基本的にしません。これは、半日デイ以外ではかなり珍しいのではないかと思います。

その代わりに、各利用者の運動に取り組む時間が長い(1時間強)のと、自主的な小集団または個別活動を行っています。代表的な活動は、カラオケと麻雀です。

おそらくこの活動のバリエーションも、今後増やしていく必要があると思っています。なぜなら、文化面での多様さが今後多岐にわたってくると思われるからです。

例えば「歌」では、現在の利用者に多い世代においては「誰もが知ってるヒット曲」がはっきりあります。これが私の世代であれば、各々によってかなり好き嫌い・知ってる知らないが分かれます。しかも、世代と呼べないほどの5~10歳程度年齢差でかなり認知度が変わってしまいます。

趣味活動に至っては、将棋や麻雀などはもはや知らない世代になっていくでしょう。ゲーム機などで遊んだことがメインとなる世代が利用者になる日も実はあまり遠くありません。

いずれにしても、新しい世代ほど文化的に多様であり、画一的な企画では不十分となっていくことは目に見えています。常識を少しずつ変えながら、試行錯誤しなければなりません。

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